特徴ある黒ジャケットを中心に全体を黒でまとめたワントーンコーデ。ロング丈×紫の裏地と、ただの黒ジャケットとは一線を画した、まさに主役級のアイテム。これだと、カッチリとした白シャツなんかを合わせるのはもったいない。というかそれだとコーデが上手くまとまらない。では、全身をブラックでまとめればいいのでは?これも満点の答えではない。質感の差をつけること。これこそが今回、エイコンから盗むべきテクニックだ。まず、ボトムにはシャイニー加工の施されたストレートデニム。適度な光沢感がコーデのスパイスになっている。バックル部にシルバーを持ってくることで、ベルトが上下の境界線をしっかりと作っている。ここでオールブラックのベルトを持ってきてしまうとコーデ全体がつぶれてしまい、非常にぼやけたスタイルになってしまうので注意が必要だ。足下はエナメルシューズで存在感をしっかりとアピール。最後にネックレスと時計で全体の配色を整えれば完成。40代のちょい悪オヤジには持ってこいの組み合わせだ。ネックレスを小ぶりのものに差し替えたり、ハンチングをプラスしたりと、読者オリジナルの遊びを加えてコーデを楽しんでいただきたい。